コッチ
登場人物
ソン・ミョンテ ・ ソン家の末弟 ( ウォンビン
)
22歳で高校に通う破天荒な性格だが、芯は優しい。
始めはジヘを好きになるが、8才年上のサンナンを愛するようになる。
ソン・ヒョンテ ・ ソン家の次兄 ( イ・ビョンウォン)
キム家の小作人だった父をさげすみ、野望を隠し警察官となる。
キム会長の娘に思われ、やがて結婚するが・・・
ソン・ジュンテ ・ ソン家の長兄 ( チョ・ミンギ )
ミョンテが通う高校の教諭。静かだが長兄としていつも家族の為に
心を尽くしている。
ソン・マンホ ・ ソン兄弟の父 ( パク・グニョン )
昔、キム家の小作人だった事を今も気兼ねしながら暮らしている。
命の恩人のソンジャと娘ジョンヒを済州島から連れてくる。
ソン・ポンニョ ・ ソン兄弟の母 ( ユン・ユジョン )
無学だが単純ですぐ熱くなり、子供達の為ならどんなことでもするが、
夫が昔の恋人の事を忘れられないでいると事あるごとに責める。
サンナン ・ 喫茶店のマダム
ジュンテの同級生。女手一つでキョングを育てている。
始めは、ミョンテを疎ましく思っていたが、やがて心を許すようになる。
ジヨン ・ ヒョンテの婚約者でキム会長の娘。
ジュンテと同じ学校で音楽を教えている。
子供の頃から、ヒョンテが好きで思い続けている。
へソン ・ ジュンテの愛妻
ジョンヒ ・ 父の恩人の娘
コッチ ・ ソン兄弟の亡くなった姉の子
キョング ・ マダムの息子でコッチの同級生
ジヘ ・ ミョンテの同級生でミョンテに思われ嫌がっていたが・・・
ドンチョル ・ キョングの父親。
昔、キム家に仕えていたが、お金の為にサンナンとお腹の子を捨てる。
キム会長を陥れる為にミョンテを利用する。
ホミン ・ ミョンテを先輩と慕う同級生。ヘソンの弟。
キム・ジソク ・ キム会長の息子でジヨンの兄。ソン家を眼の敵にする。
あらすじ
1話〜15話
1975年、未だに軍事政権による思想弾圧や政治腐敗が及ぶ京畿道平澤が舞台。
父母を立て続けに亡くした9歳の少女コッチは、母の実家に引き取られる為、
母の弟のジュンテと共に汽車でソウルから60キロほど南に下った町、ピョンテクにやってきた。
駅に着いたとき、高校生のミョンテは濡れ衣を着せられ警察官で兄でもあるヒョンテに犯人だと思われ追いかけられていた。
一度は捕まるが、喫茶店を経営するサンナンの証言により誤解がとけ潔白が証明される。
ミョンテはよくサンナンの喫茶店に出入りしていて、サンナンの息子キョングとも仲が良かった。
父母を失って孤児となったコッチは叔父ジュンテに連れられて、悲しむ間もなく賑やかな母方の実家で暮らすことになった。
若い頃、キム家の下男だった父と無学な母を疎ましく思うヒョンテは、キム家の娘ジヨンに思われながらも、
司法試験の勉強を続け、いつかこの生活から逃れたいと思っていた。
末弟のミョンテは長兄ジュンテが勤める高校に通っていたが、クラスメートのジヘに想いを寄せ、
嫌がられながらも懸命に尽くしていた。
ジヘへの想いがなかなか伝わらないミョンテは、事あるごとにサンナンの店に入り浸り、悪態をついたり、
愚痴を言いながらも心の拠り所としていた。
父のマンホは一通の手紙を受け取り済州道に急いで向かった。
そこで見た昔の恋人で命の恩人でもあるソンジャは重病で苦しんでいた。
マンホはソンジャと娘ジョンヒをほおっておけず家族に内緒で平澤に連れて帰り二人を助けてあげようと心に決めた。
しかし平澤に向かう途中でジョンヒは迷子になってしまう。
警察官で次男のヒョンテは賭博を摘発し村の実力者達を逮捕するが、強い反発を買い四方から圧力を受けるはめになった。
彼女でジヨンの父でもあり村1番の富豪ジュンソプも、二人の将来を口実に仲裁にでてきてヒョンテは困っていた。
そんな時、ヒョンテは偶然迷子のジョンヒを見つける。
自分を頼ってくるジョンヒを可哀想に思ったヒョンテは、飲食店を経営するサンナンに少しの間預かってもらい保護することにした。
三男ミョンテは同じクラスのジヘに片思い中だ。
積極的なアタックを繰り返しするが、ジヘはまったく興味がない様子。
そんなある日、受験勉強で疲れたジヘが授業中失神してしまった。
ミョンテはジヘに勉強を止める様伝えるが、ジヘは一向に耳を傾けない。
試験の時カンニングしているジヘを見てしまったミョンテは、そンなに大学に行くことが大切なのかとジヘを責める。
ソンジャとジョンヒの事を知らない祖母ポンニョはマンホが無事に帰ってきて喜んでいた。
過去にポンニョはマンホと恋人の仲を裂いてマンホと結婚しており、
その事をずっと気にしていたのだった。
たった一人、偶然にもソンジャの事を知ってしまった長男ジュンテの心境はとても複雑だった。
ミョンテは行方不明になった娘を探すソンジャを助けようとちらしを作るが、それがアダとなりジョンヒは誘拐されてしまう。
サンナンから連絡を受けたヒョンテは必死の追跡でジョンヒを助け出すことに成功した。
この頃からジョンヒは徐々に自分を助けてくれたヒョンテに恋心を抱くようになっていく。
姪のコッチもまたヒョンテに憧れをひっそりと抱いていた。
ジョンヒを訪ねたヒョンテは偶然マンホと一緒のジョンヒを見てしまい、一部始終を知ることになった・・・
ジュンテのはからいでソウルの病院へ移ることになったソンジャは自分の寿命が短いと感じ、ジュンテにジョンヒと全財産を託す。
そしてジョンヒはマンホの家で一緒に暮らすことになった。
何も知らないポンニョとジョンヒを見守るマンホはひやひやしていた。
一方、ジヨンの兄ジュンイルは、妹がヒョンテと付き合うことに反対し邪魔する計画を企てていた。
昔小作としてジュンソプの家で働いていたマンホやマンホの家族を見下しているのだ。
その頃、司法試験に落ちてしまったヒョンテは深い挫折感を味わっていた。
ジヨンはそんなヒョンテを懸命に慰め励ますがヒョンテのプライドは傷つき心は凍てついたままだった。
ジヨンは彼を励ますが兄ジソクの友人で幼馴染のジュニルが自分との結婚を望んでいると知り、不安になる。
ジソクとジュニルはヒョンテからジヨンを奪い返す為にある策略を練る。
そうこうしてる間にとうとうソンジャは余命の宣告をされマンホは絶望した。
ソンジャの死が差し迫った事を悟ったマンホは余命をソンジャと共に送ろうと決心した。
マンホの態度で全てを知ってしまったポンニョはショックで声がでなくなってしまう。
そんなポンニョを見守るミョンテの怒りはジョンヒに向けられた。
傷心したジョンヒを見てヒョンテは憐み情を感じはじめる。
そして純粋なジョンヒに好意を持つ。
マンホはソンジャと余生を過ごそうと済州道に向かうが、途中、ミョンテとポンニョがそれを止めに追いかけてきた。
学校で、ジュンテが生徒に思想的な発言をしたという投書が警察にあり、ジュンテは捕まり取調べを受ける。
ヒョンテは兄の無実をキム会長に訴え、釈放を頼むが、むげに断られる。
キム会長は司法試験に落ちたヒョンテやソン家にいい思いを抱いておらず、
元小作人の家に自分の娘を嫁がせるのが嫌だったのだ。
しかし、ヒョンテに助けられた事のあるドンチョルのお陰で、ジュンテは釈放される。
ドンチョルこそがキョングの父親だった。そして、最近、サンナンの周りに存在を匂わせてキョングを取り戻そうとしていた。
ドンチョルは、キム会長に自分の父親の復讐をする為、ピョンテクに戻って来ていたのだった。
一方、ミョンテは成績の思わしくないジヘの為にホミンと共に学校へ忍び込みテスト問題を盗もうとしたが、
思いなおし学校を後にするが、ホミンがジヘの為に盗んで来てしまう。
学校で問い詰められたミョンテだったが、ジヘは自分がやったとホミンをかばい、謹慎処分に成る。
ジヘを訪ねたミョンテに町のチンピラが絡んできて喧嘩になるが、通りがかったドンチョルに助けられる。
そして、大怪我を負ってしまったことで、キム会長への憎しみがますます募るミョンテだった。
ジュンテは釈放され、学校に復帰できたが、これから先の不安が脳裏をよぎっていた。
ジュンテを陥れた犯人がジソクとジュニル達だと、兄達が話しているのを偶然聞いたミョンテは、
カッとなってジュニルを襲い、スコップで殴ってしまう。
16話〜30話
犯人として捕らえられたミョンテは、兄に罪を着せたのはジュニル達だと言い張るが信じてもらえず、
兄であるヒョンテに捕らえられ拘置所に入れられてしまう。
ミョンテを拘置所に見舞ったサンナンは偶然、ドンチョルに出会う。
キョングを取られるのではないかと不安になるサンナン。
ドンチョルは、キョングに自分が父親だと名乗るが、キョングは、父親は死んだと言い張る。
学校を退学になったミョンテは、ホミンやジヘたちとの友情に触れ、
一抹の淋しさを感じながらも自分の心にけじめをつけ、学校を去る。
次兄のヒョンテは、ジヨンと結婚しようとしていたが、ジュンテやミョンテの事件でキム会長や兄から結婚を反対され、
さらに、母が商いしている餅屋まで取り上げられてしまい、これ以上何かが起きることを嫌い、ジヨンに別れを告げる。
母の店の事を知ったミョンテはキム会長に対して激しい憎悪を抱きキム会長の家で暴れるが、ジュンテに連れ戻される。
そして、サンナンとドンチョルの関係を知らぬまま、ドンチョルの手先となって、キム会長への復讐を誓う。
ドンチョルに頼まれ、キム会長の会社に忍び込んだミョンテは、横領の証拠の帳簿を盗み出しそれをドンチョルに渡さず、
自ら ジソクの元へ出向き、母の店と父の畑を返すよう迫るが、その帰り道、ドンチョルの差し向けた男達に暴行を受け、
重傷を負ってしまう。
サンナンの店の前で倒れるミョンテを病院に連れて行ったサンナンは、帰り際に「行かないで。」と懇願する
ミョンテの存在がいつしか気に掛かるようになる。
自分を襲ったのがドンチョルからの差し金だと知らないミョンテは、ジソクへの報復の為ジソクを襲おうとして近づくが、
止めに入ったジヨンの手を払いのけたため、ジヨンはトラックに轢かれてしまい、意識不明になる。
ミョンテは恐くなってサンナンの元に逃げ込むが、サンナンの家の前では、二人の関係に疑いを持つドンチョルが
二人を苦々しく見ていた。
ミョンテが引き起こした事件の為、ジュンテは、学校での立場が悪くなり、教師を辞めさせられようとしていた。
同じようにヒョンテも、益々、キム会長から疎まれ、意識の戻らないジヨンを心配しながらも、
どうすることもできない自分を腹立たしく思っていた。
次々と起こる悲劇に父は泣き崩れ、母は自分がソンジャ達をいじめたから罰が当たったと後悔し二人の元を訪ねるが、
まもなくソンジャが危篤状態に陥ってしまい、夫に罪の意識を感じ居場所を教える。
ソンジャは父マンホとヒョンテにジョンヒを頼み、息を引き取る。
サンナンへの愛に気づいたミョンテは、サンナンとキョングの為に生きようとするが、
サンナンに「大人をからかわないで。」と叱咤される。
しかし、サンナンはドンチョルには「ミョンテに近づかないで。」と頼み、ミョンテを腹黒いドンチョルから守ろうとする。
そんなサンナンに、自分という父親のいるのに、嘘を付いてキョングを不幸にしていると責めるドンチョル。
ドンチョルの言葉に傷ついたサンナンがお酒で気持ちを紛らわしているところへミョンテが現れ、
酔ったサンナンに思わずキスするが、サンナンからビンタされてしまう。
翌日、サンナンを見舞ったミョンテは、「本気だ。」と告げるが、サンナンに冷たくあしらわれ、
気持ちのやり場をなくし、サンナンの家を後にする。
ジヨンの気持ちを受け入れたヒョンテは、二人で結婚式をあげるが、双方の家族からの反対に合い、
ヒョンテが出かけている間にジヨンはジュニルに連れ戻される。
ジヨンは部屋に鍵をかけられ、外に出してもらえないことに反抗して、食事も取らず必死にヒョンテに合えるよう頼みこむ。
根負けした兄嫁が、ヒョンテを家に入れる。
逃げ出した二人は、親に勘当される事を覚悟で二人だけの生活を始めたが、ジソクからの嫌がらせが続き、
ヒョンテは警察に辞表を出して、司法試験の勉強に励む事にする。。
ジュンテも学校を辞職に追い込まれ、気持ちのやり場がなくなり、やけ酒を飲むが、妻のヘソンの励ましによって、
少しずつ元気を取り戻して行った。
そして、文房具を売る商売をやりながら再び教壇に立てる日を待っていた。
ドンチョルは社長という立場でミョンテを使いながらも、サンナンを思うミョンテに対し悪意を感じざるを得なかった。
自分の父の財産を横取りしたキム会長に対して、マンホが持つ"覚書"を証拠にして土地を取り戻したいドンチョルは、
ミョンテにその話をする。
自分の父が"覚書"を持っていると知ったミョンテは、キム会長の失脚を狙い"覚書"を盗むが
、キム会長から結婚を許す代わりに"覚書"を取り戻すよう言われたヒョンテに見つかり、格闘の末取り上げられてしまう。
ヒョンテはその"覚書"をキム会長との取引に使い、両親の店と畑を取り戻すつもりだったのだ。
いつもキム家にバカにされて悔しい思いを募らせていたヒョンテは、"覚書"を奪った事で急に優しくなった
キム家の人々に対し、自分と家族の為にある策を考えていた。
しかし、父はそんなヒョンテに「身の丈にあった生活ができればいい。」と、ヒョンテを叱る。
ミョンテと出かけて、彼が目を離したすきに大怪我をしたキョングの為に、ミョンテは"覚書"を渡す代わりに、
ここを去りサンナン達から手を引いてほしいとドンチョルに頼む。
そのことを承諾したドンチョルだが、財産とサンナンとキョングを全て手に入れ、
キム会長親子とソン家の人々を陥れる策略を密かに練っていた。
ジヨンをヒョンテに奪われたジュニルは、ジソクを裏切って、横領の帳簿をドンチョルに渡し、裏取引をする。
何も知らないミョンテの母親が、サンナンがミョンテを誘惑したと勘違いし、サンナンの店に怒鳴り込み、
サンナンに中傷を浴びせ、暴力をふるう。
深く傷ついたサンナンは店に来たミョンテに「こんなおばさんの私と結婚できるの?」と責めるが、
「愛が結婚と言うなら、結婚しよう。」ミョンテに言われ返す言葉をなくしてしまう。
31話〜42話
ミョンテのまっすぐな気持ちに揺れ動くサンナンだったが、キョングの治療代を払えずに困り果てていたところ、
ドンチョルから治療費を渡され、自分の元に戻ってくるよう言われ悩む。
始めは拒絶したサンナンだったが、ミョンテとの事を理由に裁判でキョングを取り戻すと脅され、
「二度、自分達の前に姿を見せないで。」とミョンテを突っぱねる。
傷ついたミョンテは、"覚書"さえあれば二人をドンチョルから取り戻せると思い、
"覚書"を持っている兄のことを聞き出すつもりで妻のジヨンに電話をし、何も知らないジヨンは会う約束をする。
しかし、ジヨンはミョンテに会いに行く途中、ジュニルにだまされ、山荘に閉じ込められる。
ヒョンテからジヨンの居場所を聞かれたミョンテは、自らジヨンを捜し助け出すが、
その直後、ジュニルが何者かに襲われ重傷を負ってしまう。
その事件の犯人としてミョンテに疑いがかかり、捜査の手が及んでしまう。
意識不明のジュニルだったが奇跡的に意識を取り戻し、警察の取調べに対し犯人はミョンテだと嘘の供述をしたため、
ミョンテは窮地に陥る。逃げ回るミョンテ。
真犯人はドンチョルだと確信したミョンテはドンチョルの自宅に行き、ドンチョルの口から真相を聞きだし、
彼ともみ合いになり、ライフルを向けてしまう。
そこに、サンナンがミョンテに罪を犯させまいと立ちふさがり、ドンチョルをかばう。
そのことにショックを受けるミョンテ。現場に着いたヒョンテはミョンテが犯人ではないと信じつつも、
状況の悪さから自分が無実を晴らすからと約束し、ミョンテに自首を勧める。
兄の言葉を信じ、警察の車に乗り込んだミョンテはいつまでもいつまでも、兄の姿を見続けるのだった。
2年の歳月が流れた。・・・
ソン家の人々の暮らしは、一変していた。
父母は餅屋を取り戻し、二人で仲良く商いをしていたし、ジュンテは小さいながらも出版社を始めていた。
夜になると、ホミンとジヘに手伝ってもらいながら、夜学を開いて再び教壇に立っていた。
ヒョンテは司法試験に受かり、町の検事になって豊かな暮らしをしていたが、
ミョンテを陥れた真犯人を捜すべく、2年前、アメリカに逃げたジュニルの行方を密かに追っていた。
刑務所から出たミョンテを長兄ジュンテが迎える。陰に隠れて、ヒョンテもミョンテを見つめていた。
まるで、人が変わったように、父母の餅屋を手伝うミョンテだったが、心の奥底にある
深い悲しみと憎しみに気付く人間は誰もいなかった。
夜になると夢にうなされるミョンテ。
そんなミョンテを父はジュンテの夜学に連れて行き、学ぶ事の必要性を教える。
事件のあと、ドンチョルの妻になったサンナンだったが、愛のない暮らしに苦悩の日々を送っていた。
再び、再会したミョンテとサンナン。
ただ、頭を下げるだけのミョンテにサンナンの胸は張り裂けそうになる。
やがて、ピョンテクの町で国会議員を決める選挙の嵐が吹き荒れようとしていた。
キム会長とドンチョルの一騎打ちになりそうな選挙にサンナンは妻として、後援会の世話に明け暮れる毎日だった。
自分の欲の事しか考えられないドンチョルに対して、初めから愛情を感じていなかった自分の選択に後悔の念が強くなる。
そんなサンナンの思いを悟ったミョンテは今でも忘れられないと告白し、どんなことがあっても、
サンナンとキョングを守ろうと決心する。
食堂の道楽息子サングクの元に嫁いだジョンヒだったが、毎日姑と娘にこき使われ、
博打と酒におぼれる夫の暴力に苦しめられていた。
ジョンヒが町でサングクに殴られていたとき、通りがかったジヨンに助けられヒョンテの家まで連れてこられるが、
ソン家の人々に迷惑を掛けられないと黙って帰ろうとする。
迎えに来たサングクにジョンヒを引き渡してしまったヒョンテ。
ジヨンは自分の夫に不安を覚える。
あしくも、ジュンテの出版社の発行物が政治に対する不信感を抱かせるとして、
警察の取調べを受ける事になり、ヒョンテは苦悩する。
キム会長の助けで何とか釈放されるが、ヒョンテはこれを最後に親子の縁を切ると父親に告げてしまう。
その辛さから酒に酔ったヒョンテは、借金と暴力に苦しめられるジョンヒの夫に暴力をふるい警察での立場が悪くなってしまう。
夫の行動に益々不安を感じたジヨンは家を出て、ソン家で暮らさせてほしいと義父母の元に転がり込む。
そのジヨンが妊娠している事が判り、ソン家では久しぶりの明るい話題に皆の顔に笑みが戻ったが、
同時期に長兄ジュンテの妻、ヘソンは病院で診察を受け、不妊の診断されてしまう。
悲しみに打ちひしがれるヘソン。
ジュンテは妻が不妊だと家族に言えず、辛い気持ちを抑えながらジヨンの世話をするヘソンを可哀想に思い、
自分が原因で子供ができないと家族に嘘をつく。
偶然、町でジュニルを見かけたミョンテは、真犯人を問い詰めるが「犯人はお前だ。」と言われジュニルにつかみかかる。
ヒョンテはジュニルを尋問するが、本当のことを言わないジュニルに、
「この世に完全犯罪はない。ドンチョルに利用されず、真実を告げてくれ。」と言い放つ。
黙って立ち去るジュニルへの疑惑を一層強め、捜査を続ける決意を新たにする。
一方、ドンチョルは、ジュニルからの金の無心に嫌気が差し、ジュニルを誘拐させる。
丁度その時、ミョンテが通りがかり、瀕死の重傷を負ったジュニルを見つけて、介抱してやる。
ミョンテの看護で何とか助かったジュニルは、この恩は全財産をかけても返すとミョンテに誓い、
自分を襲ったドンチョルの悪巧みを暴露する決心をする。
43話〜最終回(50話)
ジョンヒに暴力を振るった事でヒョンテに殴られたサングクは、
ヒョンテの部下にお金を要求し、それを知ったジョンヒがヒョンテにお金を返しに行く。
しかし、そのことがサングクにばれて納屋に閉じ込められてしまう。
食事も与えられず閉じ込められていたジョンヒは寸でのところでヒョンテに助け出されたが、病院で妊娠している事がわかる。
だが、体の弱りきったジョンヒでは無事に生む事ができないと告げられ、ジヨンやジュンテに今回は諦めるように諭されるが、
生ませてほしいと懇願する。
ところが、連れ戻しに来たサングクに再び殴られ、おなかの子を流産してしまう。
逃げたジョンヒは故郷に帰らせてほしいとヒョンテに願うが、「お前のうちはここだから。」と父母のいる家に送り届ける。
今までの苦しみや流産した悲しみでジョンヒは初めて思いっきり泣く。
そして、サングクの元に戻ることは二度とはなかった。
ミョンテはサンナンに思いを確かめたくて、ケヤキの木の下で待つと電話した。
迷ったサンナンだったが会いに行こうとしたその時、ドンチョルがジュニル殺人未遂の犯人として、
取調べを受ける事になったと連絡が入り、仕方なく警察に向かう。
いくら待っても現れないサンナンに、自分に対する気持ちがないと勘違いしたミョンテは、
兄の勧めでサウジアラビアに出稼ぎに行く事にする。
もう、二度とサンナンの前に現れないと誓い、準備をする。
ドンチョルは不起訴になり、ヒョンテの立場は益々悪くなる一方だったが、
何としてもジュニルの行方を調べ、真実を明らかにしようとしていた。
選挙運動のさなか、マスコミの力を利用してキム会長を陥れたいドンチョルは、
ワザと自分の選挙運動中を襲わせ、キム会長のせいにしようと考えていた。
運動先で襲わせたが、何も知らないサンナンはドンチョルをかばい、突き飛ばされて頭を強く打ってしまう。
サンナンを心配することもなく、嘘の供述で新聞記者たちを信じ込ませたドンチョルは
サンナンが検査で脳の中に血腫ができており、緊急の手術を受けなければ死んでしまうと宣告されたことをいいことに、
自分が不幸の主人公であるかのごとく振る舞い、得票を集めることに成功する。
ドンチョルの仕組んだ事件のせいでキム会長は選挙での立場が逆転して窮地に追い込まれてしまう。
ヒョンテはドンチョルの自作自演を見抜いて、ドンチョルに必ず捕まえると言い放つ。
それを聞いたサンナンは夫への疑惑を深めこの町を去る決心をしたが、
襲撃の際頭を強く打った後遺症で、めまいと視界がぼやけて倒れてしまう。
病院の検査で、脳に血腫ができているため、緊急に手術しなければ命に保障がないと言われる。
サンナンは手術の前に、ミョンテに会いに行き、「今まで傷つけた事を許してほしい。幸せになって。」と言い残し、倒れてしまう。
驚いたミョンテが病院に運ぶと緊急の手術が始まり、訳のわからないミョンテに向かってドンチョルは、
サンナンには近づくなと追い払う。
手術は成功したが、意識の戻らないサンナンを毎日見舞うミョンテ。
やがて、意識の戻ったサンナンはミョンテを病室に入れる。「サウジには行かない。二度と側から離れない。」
と言うミョンテの言葉に嬉しそうに微笑むサンナンだった。
ドンチョルを取り調べた事で、職務から逸脱した行為と上司から勧告を受けたヒョンテは
部下と共に左遷させられることになる。
しかし、ジュニルが殺人未遂事件の証言をする為に検察庁に出頭してきた事で、
選挙の勝利に喜ぶドンチョルを逮捕する事ができる。
ヒョンテがドンチョルを逮捕したことで、今まで皆に隠してミョンテの為に捜査していた事が家族にわかり、
ジュンテは誤解していた自分を恥じる。
だが、仕返しのため、ドンチョルの手下が、ミョンテを連れ去ってしまう。
その現場を見たヒョンテは後をつけるが、手下に殺されそうになったミョンテをかばい、自分が頭に重症を負う。
1ヶ月が過ぎた・・・
キム会長は落選したショックから、頭の血管が切れ車椅子の生活を余儀なくされていた。
ドンチョルとその手下はジュニルの証言とミョンテを殺そうとした罪で刑務所に入れられた。
刑務所を見舞ったサンナンは、「一度は幸せになりたい。」とドンチョルに別れを告げる。
ヒョンテに面会できずにいた家族は、退院したヒョンテに会って驚く。
彼は8歳以降の記憶を事故の後遺症で無くしてしまい、妻のジヨンさえもわからなくなっていたのだ。
だが、一番優しかった頃のヒョンテに戻り、皆は不思議な平安を憶える。
ヒョンテに、これからは一緒に暮らそうと言われ、サンナンと暮らすつもりだったミョンテは、
待ち合わせの場所を車で通りすぎて行くサンナンの後姿をただ見つめるしかなかった。
1年後、果樹園で働くヒョンテとミョンテがいた。ジヨンには男の子が生まれ、
コッチはジュンテ夫婦の養女になって、皆が平和に暮らしていた。
ある日、ミョンテはコッチに届いたキョングからの手紙を見て、サンナンの居場所を見つけ、黙って訪ねる。
「歳をとって俺の事を思い出したら、いつでも待っているから来てほしい。」と彼女の指に指輪をはめ、
「俺が探しに来ないか待っていたことは?」と聞く。
「待っていたわ、いつも。」
初めて自分の心に正直になったサンナンは、ミョンテを抱きしめるのだった。
ソン家の両親が挙げていなかった結婚式を挙げることになった。
記念写真には両親とジュンテ夫婦、コッチ、ヒョンテ夫婦、ジョンヒ、ミョンテが仲良く写っていた。
平和が戻った家族のほほえましい一枚の写真がそこにあった。